2015年07月18日

Kindle Fire HD 6を購入した

久しぶりにAndroid搭載タブレットを入手しました。と言っても、入手したのはKindle Fireです。7/15にAmazonでHAPPY PRIME DAYというプライム会員限定セールをやっていて、このセールですべてのKindle Fire製品が30%オフになっていたので、思わずポチってしまいました。前々からKindle Fire HD/HDXシリーズの評判が高いことを知っていて、できたら欲しいなぁと思っていたので、このチャンスを逃したくありませんでした。ちなみに、私が購入したのはKindle Fire HD 6(ストレージ16GB、第4世代、2014年モデル)です。ストレージ容量を8GBと16GBのどちらにするか迷いましたが、30%オフならどちらも1万円を切るので、今回は思い切って16GBの方を選びました。商品を注文したのは7/15の昼頃ですが、プライム会員だと「お急ぎ便」の配送料が無料なので、この配達オプションを指定したら、翌日(7/16)の14時頃に商品が配達されました。さすが、Amazonです。

商品が到着してから、さっそく写真撮影をしながらKindle Fire HD 6の開封の儀をとり行いました。製品箱に入っていたのは本体、AC−USBアダプタ、USBケーブル、簡易版取扱説明書、そして保証に関する資料だけでした。ごちゃごちゃとマニュアルや資料だらけの日本製品より、こういう必要最低限の物だけしか入っていない方がよっぽど好感が持てます。
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手に持ってみると、Kindle Fire HD 6は片手に無理なく収まるサイズでした。そして、長時間片手で持ってもまったく苦にならない軽さです(公称仕様によると、Kindle Fire HD 6の重量は290gです)。
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6インチの画面は小さいかもしれないと想像していましたが、実際に使ってみると、その点はさほど気になりませんでした。過去に入手した7インチのAndroidタブレットを使ったときの記憶を思い出してみましたが、それらと比較しても大きな差は感じられません。片手に無理なく収まりスペースを取らない点は、むしろ7インチより優れているんじゃないかという気もします。購入時にKindle Fire HDの6インチと7インチのどちらにするかも迷いましたが、6インチの方を選んで正解だったと思っています(価格を比較して6インチの方が安かったことが、こちらを選んだ最大の理由ですが・・・)。

開封の儀が終わったので、さっそくKindle Fire HD 6の電源を投入してみました。起動後に表示されたロック画面を解除すると、一番最初に下のような画面が表示されました。これがKindle Fireのホーム画面のようです。ホーム画面中央の大きなアイコンはスライダーになっていて、最近使ったアプリが順番に表示されています。このスライダーには、アプリだけでなく、Kindleストアで購入済みのコンテンツのタイトルも後ろに続いています。
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スライダー上に存在しないアプリを表示するには、ホーム画面下側のアイコンの領域を上へスワイプします。これがお気に入りアプリの登録画面です。端末にインストールされているアプリから選んで、このお気に入り画面へ追加することができます。他の端末で購入済みのアプリは、その端末のストレージとAmazonのクラウド領域の両方に保存されています。購入済みアプリの一覧画面を開いてクラウド側からアプリをダウンロードすれば、Kindle Fireでも使えるようになります。
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Kindle FireシリーズのUIはAmazonユーザー向けに特化しているので、他のメーカーのAndroidタブレットを使ったことがあるユーザーは戸惑うかもしません。そう言う私も、最初はこのUIにちょっと驚きました。しかし、しばらく使っているうちに、Amazonユーザーにとってはこれは合理的なUIなんだなぁと思えてきました。電子書籍など私も最近はAmazonのサービスを結構利用しています。だからこそ、Kindle Fire HDが欲しくなった訳です。Kindle FireシリーズはAmazonユーザーのためデバイスだと言えます(逆に言えば、Amazonをあまり利用しないユーザーにとっては無用の長物的なデバイスかもしれません)。ちなみに、AmazonからKindleデバイス製品を購入すると、あらかじめAmazonのユーザー・アカウント情報が登録されている状態で届きます。つまり、Wi-Fiの接続設定だけ行えば、すぐに使い始めることができます。

一通りKindle Fire HD 6を使ってみた感想ですが、これは他社のAndroidタブレットとは一線を画した素晴らしいデバイスだと思います。あらゆる操作にサクサクと反応するので、使っていてストレスを感じシーンがまったくありません。Kindle Fireに搭載されているのはAndroidをベースにAmazonが独自のカスタマイズを施したFire OSというものですが、これはAndroidとは異次元のパフォーマンスです。AndroidベースのOSだとはとても信じられないくらい、どんな操作にキビキビと反応してくれます(これを逆に言えば、Google製のAndroidには全体のパフォーマンスを低下させる無駄なものがたくさん入ってということです。もしかすると、Google以外でAndroidをもっとも深く知り尽くしているのはAmazonなのかもしれません)。バッテリーも他社のAndroidタブレットよりずっと長く持ちます。じつは、Lenovo製のIdeaTab A2109AというAndroidタブレットを持っているのですが、この機種と比較すると、Kindle Fire HDの液晶画面はコントラストが高くて精細です。そして、そのサウンドも素晴らしいです。Kindle Fire HD 6の搭載スピーカーから出る音はモノラルですが、イヤフォン・ジャックはステレオです。このイヤフォンの音がIdeaTabより奥行き感が感じられます。私がいままで使ったことがあるAndroidタブレットの中で、迷わずこのKindle Fire HD 6のサウンドがナンバーワンだと断言できるほど明確な差があります。この機種のサウンドはDolby Audioだからでしょう。

性能面だけで比較すると、Kindle Fire HDシリーズはあらゆる点で他社のAndroidタブレットを凌駕している素晴らしい製品ですが、大きな欠点があります。唯一かつ最大の欠点かもしれませんが、それはGoogle Playが搭載されていないことです。Kindle FireシリーズのアプリはAmazon Androidアプリストアから入手しますが、こちらにはGoogle Playと比較して1/7程度の数しかアプリが登録されていないそうです。IdeaTabの方で使っているアプリをKindle Fireへもインストールしようと思って、Amazonアプリストアで探してみましたが、いくつかのアプリは登録されていなかったり、登録されていてもバージョンが古かったりしました。

Kindle FireにGoogle Playのアプリを入れる方法として、他のAndroidタブレットからインストール済みアプリのapkファイルを抜いてKindle Fireへ転送するという手があるそうです。PCを使いこなしているユーザーならそれほど難しくはありませんが、一般のユーザーにはやや敷居が高い特殊な方法です。こういうことが苦にならないユーザーになら、Kindle Fire HD/HDXをぜひ薦めたいです。他社のAndroidタブレットと比較しても、Kindle Fire HD/HDXシリーズのコスト・パフォーマンスは格段に優れています。現在市場で販売されているAndroidタブレット(Kindle FireシリーズをAndroidタブレットのジャンルに入れるべきではないのかもしれませんが)の中で、Kindle Fire HD/HDXはトップ・クラスの性能を持つ製品だと自信を持って断言できます。

世の中にはAmazon信者と呼ばれるほど、何でもかんでもAmazonから買っている人がたんさんいるらしいです。私はそこまでのヘビー・ユーザーではありませんが、電子書籍を利用するようになってから特にAmazonの便利さを痛感するようになりました(おかげで、リアルの本屋に行くことがまったくなくなりましたが・・・)。他に利用しているAmazonのサービスは通販くらいですが、やはりAmazonの存在感はすごいなぁと最近はつくづく思います。ハードのトップ企業がAppleなら、サービスのトップ企業はAmazonと言えるでしょう。Kindle Fire HDの出来の良さを見ると、ハード方面でもAmazonの技術力はずば抜けているのかもしれません。Appleの製品ほどではないですが、Kindle Fire HDにも製品開発者の拘りみたいなものが感じられます。いままで入手したAndroidタブレットはいずれもイマイチ感が強い物ばかりでしたが、このKindle Fire HD 6には早くも愛着が湧いています。タブレット製品は進化が速いので2〜3年位が限界だと思いますが、できるだけ長く使っていきたいです。

【2015/07/19 追記】

Lenovo IdeaTab A2109AとAmazon Kindle Fire HD 6の使用感を比較してみました。私がいま所有しているAndroidタブレットはこの2台だけです。片や9インチでもう一方は6インチなので、使用シーンは違うと思いますが、スペック的には大きな差はありません。

プロセッサを比較すると、IdeaTab A2109AのNVIDIA Tegra 3(T30SL)1.2GHzに対して Kindle Fire HD 6はMediaTek MT8135最大1.5GHzで、どちらもQuad-Coreです。そして、RAMサイズも同じ1GBです。ちなみに、液晶パネルの解像度も同じ1280x800ピクセルです。OSを比較すると、Android 4.1.1対Fire OS 4.5.4(Android 4.4ベース)です。IdeaTabの出荷時のOSはAndroid 4.0.4で、使い始めた頃はそこそこ良いパフォーマンスで満足していたのですが、Android 4.1.1へアップグレードしてから目に見えて操作感が悪くなりました。すべての操作に対して3〜10秒も待たされる状態になってしまい、使っているとイライラ感ばかりが募ります(これが新しいAndroidタブレットを欲しくなった最大の理由です)。一方Kindle Fire HDはあらゆる操作にサクサクと反応し、ストレスを感じることはまったくありません。ハード・スペックに大きな差がないのに、パフォーマンスにこれほどの差が生まれる原因はOSの性能差にあるとしか考えられません。

IdeaTabのOSをAndroid 4.0.4から4.1.1へアップグレードしてからパフォーマンスが大きく低下した事実から、Android 4.0.xと4.1.xでは要求ハード性能に明らかな差が存在するように思えてなりません。Android 4.1以降は相当高性能なハード(最低1.5GHz以上のQuad-Coreプロセッサと高性能なGPUを搭載している物)でないと、まともに動かないOSなのではないかと想像しています(私はAndroidのFinal Versionは4.0.xであって、それ以降のバージョンはひたすら改悪を続けているだけなんじゃないかと思っています)。「Androidはハードの進化におんぶすることで何とか使い物になっているOS」だと、言い切っても良いんじゃないかでしょうか。そして、これこそが「Androidの断片化問題」を引き起こしている元凶でもあります。日常的に使っているAndroidスマホやタブレットでOSをバージョンアップするのは避けた方が無難です。Androidのバージョンアップはハードの性能アップを前提として行われているので、旧機種ではOSをバージョンアップした途端にパフォーマンスが低下して使い物にならなくなることがあります。iOSでも多少こういうことはありますが、旧機種が使い物にならないほどひどいケースはありません。Androidアプリの開発者は半年に一回のペースでターゲット機を高性能な機種に買い換えないと、まともに仕事ができない状況に陥っているのではないかと想像しています。Android 2.2以降のバージョンアップがずっとこのペースで続いているからです。iOSでも似たような状況は存在しますが、ここまでひどくはありません。iOSでは過去のバージョンを使っているユーザーは極端に少ないので、それに対応するための開発コストを抑えることができます。iOSの旧バージョンを使っているユーザーが少ないのは、OSをバージョンアップしても、パフォーマンスがそれほど低下せずに新しい機能が利用できるからです。

Kindle Fire HDを使い始めてから、私はAndroidタブレットへの興味をさらに失いました。Kindle Fire HDもAndroidタブレットの一種と見るなら、この表現は適切ではないかもしれませんが、次世代のAndroidタブレットが欲しくなっても、Kindle Fire HDを新モデルに買い換えることだけを検討すれば十分だと思えるからです。それくらいKindle Fire HDのコスト・パフォーマンスと使い易さはずば抜けています。Kindle Fire HD/HDXシリーズこそがAndroidタブレットの最終形態ではないかと思えるほど、この機種の出来は素晴らしいです。

【2015/07/22 追記】

Kindle Fire HD 6を使い始めて一週間経ちましたが、その使用感について改めて実感した事があるので書きます。

それは、Kindle Fire HDのパフォーマンスがあまりに良すぎるので少し慣れが必要だという点です(もちろん、これは良い意味で言っています)。他社のAndroidタブレット(特に旧世代の機種)を使い慣れているユーザーはKindle Fire HDの反応速度のあまりの鋭さに戸惑うかもしれません。そう言う私もその一人なのですが、いままでのAndroidタブレットではタッチにしろスワップにしろ、すべての操作を意識的にややゆっくりと(モッサリとした感じで)やっていました。こういう操作への反応速度が鈍くて、ときどき反応しないこともあったからです。こういう経験から、私はAndroidはノロノロとしか反応しないOSだと思い込んでいましたが、Kindle Fire HDによってその印象が一掃されました。Kindle Fire HDはすべての操作に対して鋭く反応します。そして、タッチやスワップなどの操作が速すぎても、取りこぼすことがまったくありません。旧来のAndroidタブレットのようにモッサリと触っていると、Kindle Fire HDでは意図しない操作になってしまうことがあります。誤ってちょっとスクリーンにタッチしてしまった場合でさえ、それに正直に反応します。ただし、使い続けていれば、これにはすぐに慣れるでしょう。iPhoneやiPadを使っているユーザーなら、それらと同じようにKindle Fire HDを操作すれば良いだけです。

いままでのAndroidタブレットは一体何だったのかと思いたくなるほど、Kindle Fire HDのパフォーマンスはずば抜けています。これが本来の姿であって、いままでの機種の方があまりにダメすぎたと言った方が適切なのでしょう。Fire OSとAndroidは互換性があってほとんどのAndroidアプリはそのまま使えますが、パフォーマンス面だけを比較すると、この2つのOSは別物だと観るべきです。Androidをカスタマイズしてここまで性能を向上させることがAmzaonにはできるのに、なぜGoogleにそれができないのか不思議でなりません。Androidの出来の悪さから前々から思っていたことですが、やはりGoogleにはOSの深い部分を理解できるエンジニアがいないのかもしれません。Android 5.0 Lollipoに多くの新機能を追加しているようですが、他にやるべきことがあるだろうとGoogleに言ってやりたいです。


posted by とみやん at 16:18| Comment(0) | TrackBack(0) | モバイルデバイス > その他
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