2013年07月07日

Xcode 4.4.1のMountain Lionへのインストール

前記事に、Mountain Lionを搭載したMac miniへXcode 3.2.6をインストールした顛末を書いたが、最終的には、これを使うのは諦めてアンインストールしてしまった。

Xcode 4.3.3以前はMountain Lionには対応していないので使うことはできない。Mountain Lionで使えるのはXcode 4.4以降だが、取りあえず、Xcode 4.4.1を選択して、こいつをMac miniへインストールすることに決めた。Xcode 4.4.1をMountain Lionへインストールした作業ログを備忘録として記事に書いておく。

Xcode 4.2.1までと違って、Xcode 4.3以降Xcodeの実行形態は通常のアプリになったので、dmgファイルに格納されているXcodeのアプリアイコンを「アプリケーション」フォルダへコピーすればインストールは完了する。コピーに少し時間がかかるが、特に難しい作業ではないので、この辺の説明は省略する(06/04の記事に、Xcode 4.3.3をLionへインストールした際の記録を書いたので、そちらを参照のこと)。

アプリアイコンのコピーが済んだ後、すぐにXcodeを起動した。すると、ライセンス同意の確認画面に続いて既存コンポーネント「Device Support」の更新画面が表示された。
Xcode_4.4.1-FirstStartup_Window-ScrnShot03-802x521
Xcode_4.4.1-FirstStartup_Window-ScrnShot04-802x521
[Install]ポタンを押すと、「Device Support」のアップデートが行われる。アップデート処理の完了後、XcodeのWelcome画面が表示された。
Xcode_4.4.1-Welcome_Window-ScrnShot06-802x521
Xcodeが起動することが確認できたので、すぐに[Xcode]>[Preferences]メニューの[Downloads]画面を開いた。追加コンポーネントとドキュメントをインストールするためだ。いままでいくつものバージョンのXcodeをインストールしてきたが、その直後に、私は必ずこの作業を最初にやっている。別にこれは後で行っても構わないのだけど、すべてが揃った状態でXcodeを使い始めた方が何となく気持ちが良いからだ。下のスクリーンショットがXcode 4.4.1の[Xcode]>[Preferences]>[Downloads]画面(各項目のインストールが終了した状態の画面)。
Xcode_4.4.1-Downloads_Components-ScrnShot13-750x528
Xcode_4.4.1-Downloads_Documentation-ScrnShot14-750x528
これらの画面内の各項目をインストールするには、当然Macがインターネットに接続されている必要がある(いずれの項目もサイズが結構大きいので、高速なインターネット回線に接続されていないとダウンロードに時間がかかる)。コンポーネントは「Command Line Tools」を除いた項目を、ドキュメントの方はすべての項目をインストールした。「Command Line Tools」を除外したのは、後日このMacへXcode 4.6.3を追加インストールするつもりだからだ。複数のバージョンのXcodeを共存することは問題なくできるが、Command Line Toolsの共存はできないので、どれか一つのXcodeだけで「Command Line Tools」をインストールしなければならない。できるだけ最新版Command Line Toolsを使った方が問題が起きにくいことを経験的に知っているので、これはXcode 4.6.3からインストールしようと思っている。

なお、ググって得た情報によると、Mac OS X Lion上で動作しているXcode 4.4.1では、上の[Preferences]>[Downloads]>[Components]画面に「iOS 4.3 Simulator」という項目が表示されるらしいが、上のとおり、Mountain Lionではこの項目が表示されていない。Lion上で動作しているXcode 4.3.3では「iOS 4.3 Simulator」が表示され、インストールできることを確認済みなので、LionとMountain Lionで差が出るというこの情報は正しいと思われる。この現象はXcode 4.4.1に限った話ではなく、Xcode 4.3以降のすべてのバージョンのXcodeで起きるらしい。この現象の原因についてもググってみたが、iOS 4.3用のSimulatorがMountain Lionに対応していないために、Appleがこれらのダウンロードを制限していることが原因じゃないかと書かれているページがいくつかヒットした。ただし、Appleは本件に関する公式見解を発表していないみたいなので、これは推測情報であって本当の理由は結局判っていないらしい。何か特殊な方法が存在する可能性もあるが、iOS 4.3用のSDKやSimulatorをMountain Lionで使うことは諦める方が良さそうだ(Lionを使えばこの問題は回避できるので、現状iOSプログラム開発にはやはりLionがベストな環境だと言えるだろう)。

これでXcode 4.4.1のインストールは終わりだが、Google先生に、Xcodeへ特定のバージョンのiOS SDKとMac OS X SDKを追加する方法があることを教えてもらった。これはインストール直後にやらなければならない作業ではないので、後日行っても良いが、後回しにすると忘れそうな気がするので、この作業も片づけてしまうことにしよう。Xcode 4.4.1へiOS SDKとMac OS X SDKを追加するために行った具体的な作業は次のとおり。
  1. Xcode 4.3(Xcode 4.3 for Lion)のdmgファイルをマウントして、次のコマンドを実行した。
    $ sudo cp -Rp /Volumes/Xcode/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/Developer/SDKs/iPhoneOS5.0.sdk /Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/Developer/SDKs

    これによって、iOS 5.0 SDKが追加される。

  2. Xcode 4.3.3(Xcode 4.3.3 for Lion)のdmgファイルをマウントして、次のコマンドを実行した。
    $ sudo cp -Rp /Volumes/Xcode/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/MacOSX.platform/Developer/SDKs/MacOSX10.6.sdk /Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/MacOSX.platform/Developer/SDKs

    これによって、Mac OS X 10.6 SDKが追加される。

  3. Xcode 4.5.2のdmgファイルをマウントして、次のコマンドを実行した。
    $ sudo cp -Rp /Volumes/Xcode/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/Developer/SDKs/iPhoneOS6.0.sdk /Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/Developer/SDKs
    $ sudo cp -Rp /Volumes/Xcode/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/DeviceSupport/6.0\ \(10A403\) /Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/DeviceSupport

    これによって、iOS SDK 6.0とiOS 6.0.x搭載デバイス用の対応ファイルが追加される。

ちなみに、Xcode 4.4.1に含まれているiOS SDKとMac OS X SDKのバージョンは次のようになっている。
 iOS SDK      → 5.1
 Mac OS X SDK → 10.7, 10.8

上の操作の各手順のコピー先となっているディレクトリの構成を見れば、この情報が確認できる。[Preferences]>[Downloads]>[Components]画面の項目(「Command Line Tools」以外)をすべてインストールした状態では、Xcode 4.4.1の各ディレクトリは下のような構成になっていた。
Xcode_4.4.1-Platforms_Directories-ScrnShot18-756x438
Xcode_4.4.1-Platforms_Directories-ScrnShot25-756x685
Xcode_4.4.1-Platforms_Directories-ScrnShot30-756x438
Xcode_4.4.1-Platforms_Directories-ScrnShot15-756x438
上の操作をすべて行うと、Xcode 4.4.1の各ディレクトリは下のような構成に変わる。
Xcode_4.4.1-Platforms_Directories-ScrnShot24-756x438
Xcode_4.4.1-Platforms_Directories-ScrnShot27-756x685
Xcode_4.4.1-Platforms_Directories-ScrnShot30-756x438
Xcode_4.4.1-Platforms_Directories-ScrnShot21-756x438
これによって、Xcode 4.4.1で次のバージョンのiOS SDKとMac OS X SDKが使えるようになる。
 iOS SDK      → 5.0, 5,1, 6.0
 Mac OS X SDK → 10.6, 10.7, 10.8

Xcode 4.6.xにはiOS SDK 6.1も格納されているが、これの追加は行わなかった。後日Xcode 4.6.3を追加インストールするつもりなので、iOS SDK 6.1に対応したプログラムを開発したければ、こちらを使えは良いからだ。

【2014/01/15 追記】

追加したSDKがXcode側で認識されているか確認するのを忘れていた。上記の操作を行った後、Xcode 4.4.1を起動して既存のプロジェクトを開くと、[Build Settings]ページの[Architectures]−[Base SDK]設定項目のメニューに新しいSDKが追加されていた。
SCShot140115_0002-Xcode_4.4.1-Adding_MacOSX_iOS_SDKs-881x465.png

タグ:Xcode
posted by とみやん at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 開発・プログラミング > Mac
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