2013年09月17日

日米AmazonのKindleアカウントを結合してみた

Kindle Touchについて紹介した09/02の記事の中で、Amazonが日米のKindleアカウントを結合するサービスを提供していることを書いた。このアカウントを結合を行うと、Kindle PaperwhiteやKindle Fireで日米両方のKindleライブラリを閲覧でき、Kindleストアも日米両方のAmazonサイトを利用できるようになる。Kindle Touch経由で米国AmazonのKindleストアで購入した洋書を、Kindle Paperwhiteでダウンロードして読めるようになる訳だ。私が買いたい本はほとんど和書だが、コンピュータ関連の専門書などは翻訳本が存在してもあえて洋書の方を買うことがある(下手な翻訳本の和文より原書を英語で読んだ方が内容を理解し易いことが多いから)。和書と洋書の両方を購入する私にとって、Amazonが提供しているこのサービスはとても便利に思えたので、実際にアカウント結合をやってみた。

アカウント結合の手続き操作を始める前に、まずは、米国Amazon(Amazon.com)のKindle端末の登録状況を確認してみた。
Registering_Kindle_Touch_with_Amazon.com-SCShot1509-1052x242
「Your Account 」>「Manage Your Kindle」メニューの「Manage Your Devices」ページを開くと、米国AmazonでのKindle端末の登録情報が表示される。さらに、日本Amazon(Amazon.co.jp)のKindle端末の登録状況も確認しておいた。
Registering_Kindle_Papwerwhite_with_Amazon.co.jp-SCShot1509-1052x304
日本Amazonの方は、「アカウントサービス」>「My Kindle」メニューの「端末の管理」ページにKindle端末の登録情報が表示される。Kindleにアカウント情報を入力すると、自動的にその端末が登録されるようになっているようだ。米国AmazonにはKindle Touchが、日本Amazonの方にはKindle Paperwhiteがちゃんと登録されていた。ちなみに、端末の登録解除もこのページからできるようになっている。また、上のスクリーンショットにはどちらもE-mailアドレスが表示されているが、これらはAmazonアカウントのE-mailアドレスではなく、Kindleパーソナル・ドキュメントサービスで利用するためのアドレスだ。このアドレス宛にファイル添付メールを送信すると、そのファイルは自動的にパーソナル・ドキュメント領域に保存され、Kindle端末にダウンロードして読んだり、Kindleライブラリへ転送したりできる。これもなかなか便利なサービスじゃないだろうか。

さて、さっそくアカウント結合を行った訳だが、下調べで得た情報によると、このアカウント結合のための手続きは米国Amazonの方から開始するようになっているらしい。米国Amazonの「Manage Your Kindle」ページを開いてみたら、下のような告知が表示されていることに気がついた(ただし、アカウントの「Country Settings」を「Japan」に設定していないと、この告知は表示されないようだ)。
Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-SCShot1701-1274x172
この告知の「Learn more」リンクをクリックしたら、下のようなページが開いた。
Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-SCShot1702-1274x325
このページ内の「Yes, consolidate my libraries」というボタンを押すと、アカウント結合を行うことができるようだ。おいおい簡単すぎるじゃないのと思いながら、このページに書かれている内容をしっかりと読んみた。
  • Amazon.comとAmazon.co.jpのすべての電子書籍タイトルは一つのライブラリに結合され、両方のKindleサイトで閲覧できるようになります。
  • パーソナル・ドキュメントも一つに結合され、Amazon.comとAmazon.co.jpの両方からアクセスできるようになります。

Kindleライブラリの結合はまさに望んでいることなのでOKだが、パーソナル・ドキュメント領域も統合されてしまうのね。アカウントを結合しなけば、日米のAmazonに5GBずつ合計10GBのパーソナル・ドキュメント領域を利用できるが、アカウントを結合すると、これも一つの5GBになってしまうということかぁ。利用できる合計容量は半分になってしまうが、どのKindleからも共通のパーソナル・ドキュメントにアクセスできるようになる。メリットの方が大きいので、これもOKということで、やっちゃおう。えい、やーっと上の画面の「Yes, consolidate my libraries」ボタンをクリックしたら、日本Amazonのサインイン画面へ移動した(ひょうしぬけ)。
Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-SCShot1705-620x345.png
そりゃそうだ。日米のAmazonアカウントを結合するんだから、日本Amazonの方のアカウントも確認するのは当然だよなぁ。しからばと、日本Amazonのアカウント情報をこの画面に入力した。すると、下のようなページが表示されてあっさりと終わってしまった。
Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-SCShot1706-1274x327
「あれ。これでアカウント結合は完了か?」と思いながら、このページのメッセージを良く読むと、どうもこれは「アカウント結合に失敗しました」という意味じゃないか。おいおい、何だよ。「Google先生に聞いてみるかぁ」と思いながらググってみると、多くのページがヒットした。オンライン手続きによるアカウント結合に失敗した人がたくさんいるのね。どうやら日本AmazonのKindleライブラリに一つでもコンテンツが存在すると、アカウント結合は失敗するらしい。Kindleにはユーザーズガイドや辞書などのコンテンツが付属していて、端末を登録すると、これらのコンテンツも自動的にライブラリに追加されるようになっている。つまり、Kindle端末が登録済みの状態だと必ずアカウント結合は失敗するようだ。上のページにはKindleカスタマーサービスの連絡先が掲載されているが、これらはいずれも米国Amazonの連絡窓口だ。日本Amazonにもカスタマーサービスの部署は存在するので、連絡を取るならそちらの方が良いだろう。

 Amazon.co.jp - カスタマーサービスに連絡

Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-ASShot1707-888x880
という訳で、日本Amazonのカスタマーサービスに電話連絡を取った。上の画面の「電話で連絡をする」ボタンを押して開くページに自分の電話番号を入力すると、カスタマーサービスの方から連絡をしてくれる(顧客に電話代を負担させない仕組み。AppleやAmazonなど米国のIT大企業のカスタマーサービスは本当に充実しているなぁ)。電話連絡の方法として「今すぐ電話がほしい」と「5分以内に電話がほしい」が選べたが、後者を選択して待つと、きっちり5分後にカスタマーサービスから電話がかかってきた。

カスタマーサービスのオペレータの対応はすごく丁寧で、最初にアカウント結合に関するいくつかの注意事項を教えてくれた。
  • 一度アカウントを結合すると、結合の解除はできません。
  • 米国Kindleストアのいくつかのサービスは利用できなくなります。

これらについて了解した旨を伝えて、さらに米国Amazon側のアカウント情報を伝えてしばらく待つと、オペレータから作業が完了したので、日本Amazon側のKindle端末とKindleアプリ(iOSやAndroid用Kindleアプリのことだろう)の登録を一旦解除してくれと言われた。端末側からやるのかなぁと思いながらKindle Paperwhiteを起動すると、すでに端末はアカウント登録が解除された状態になっていた(日本Amazon側にKindle端末が登録されていない状態でないと、オンライン手続きでのアカウント結合はできないのではないかという推測は、この事実からも成り立つ)。

この時点で日本Amazonの「My Kindle」ページにアクセスしたら、下のようなメッセージが表示されていた。また、Kindle端末は登録されていない状態だった。
Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-SCShot1710-1274x175
上のメッセージ中のリンクをクリックすると、米国Amazonの「Manage Your Kindle」ページが開き、そのページの中に下のようなメッセージが表示されていた。
Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-SCShot1713-1274x160
アカウントを結合した直後は、Kindleコンテンツの商品購入先は米国Amazon側のKindleストアに設定されているようだ(この状態でKindleコンテンツを購入すると、米国Amazonの方に登録した支払方法によるドル建て決済になる)。上のメッセージをそのことを示しているのだろう。

ここで、Kindle端末の登録状況を確認しようと思って「Manage Your Devices」ページを開いたら、下のように、Kindle TouchとKindle Paperwhiteの2台が登録済みの状態になっていた。
Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-SCShot1713-1052x242
なるほど、アカウントを結合するとKindle端末の登録も統合されてしまうのね。日米両方のAmazonアカウントで登録したすべてのKindle端末とライブラリが一緒に統合され、その結果として、すべてのKindle端末で日米両方のコンテンツを閲覧できるようになる訳か。

Kindleコンテンツの購入先を日本Amazon側のKindleストアへ切り替えるために、上のメッセージ中のリンクをクリックしてみた。すると、下のようなメッセージが表示された。
Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-SCShot1716-1274x373
このページの「Yes, Change Preferred Shopping Site」ボタンを押せば、Kindleコンテツの購入先ストアの切り替え手続きは完了するみたいだ。実際にこのボタンを押したら、ページが日本Amazonの方へ移動して、下のようなメッセージが表示された。
Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-SCShot1717-1274x194
ここで、端末登録が解除された状態になっていたKindle Paperwhiteでアカウント登録を行った。この状態で、日本Amazonの「端末の管理」をページを開いてみた。すると、日本Amazon側もKindle TouchとKindle Paperwhiteの2台が登録された状態になっていた。
Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-SCShot1719-1052x428
これで日米AmazonのKindleアカウントを結合する手続きと操作はすべて終了だが、最後に、Kindleコンテンツの商品購入先を米国Amazon側のKindleストアへ切り替える方法についても書いておこう。

まず日本Amazonの「My Kindle」ページへアクセスし、そのページに存在する「居住国設定」というメニューを選択する。すると、この画面の中に現在のショピングサイト設定に関する注意書きメッセージが存在している。このメッセージ中のリンクをクリックすると、同ページの表示は下のように変わる。
Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-SCShot2206-1274x560
「ストアの選択」の左側の「Amazon.comに登録を変更するには」というリンクをクリックすると、さらにページは下のように変わる。
Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-SCShot2205-1274x387
このページの「はい。好みのショッピングサイトを変更します」というボタンを押せば、米国Amazon側へ移動して、下のようなメッセージが表示されたページが表示されるはずだ。これで、Kindleコンテンツの購入先ストアはすでに米国Amazon側へ切り替わっている。
Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-SCShot2204-1274x196
ちなみに、米国Amazonの「Manage Your Kindle」>「Country Settings」ページにも上と同じメッセージとリンクが存在する。下のスクリーンショットがそれだ。
Linking_Amazon.com_Kindle_account_to_Amazon.co.jp-SCShot2208-1274x610
このページ内に存在するリンクからもKindleコンテンツの購入先サイトを切り替えることができる。

【2013/09/23 追記】

日米AmazonのKindleアカウントを結合すると、日米両方のKindleストアで購入したコンテンツを一つのライブラリとして管理できるようになる。米国のKindleストアで購入したコンテンツをKindle Paperwhiteで閲覧できるのは便利だが、逆に日本のKindleストアで購入したコンテンツをKindle Touchで読むことはできるんだろうかという疑問が浮かぶ。実際にやってみると、下の写真のような結果になった。
IMG_3376_2-Kindle_Touch-Opening_Amazon.co.jp_EBook_Content.jpg
「Cloud」メニューで表示されるライブラリ一覧の画面には日本のKindleストアで購入したコンテンツが存在していたが、その中の一つをタップすると、上のような警告が表示されてコンテンツをダウンロードすることができなかった。
posted by とみやん at 20:10| Comment(2) | TrackBack(0) | モバイルデバイス > その他
この記事へのコメント
とても有益な情報ありがとうございます!
米と仏のアカウントは統合させていましたが、日本のアカウントは失敗してそのままにしていました。
統合できるとKindle書籍がまとめて参照できて便利なので助かります。
Posted by jujube at 2014年08月10日 22:19
jujubeさん

本記事がお役に立てたなら嬉しいです。

ぐぐってみると、日米Amazonアカウントの結合については賛否両論があるみたいですね。

アカウントを結合すると、一台のKindleで日米両方のコンテンツが利用できるようになります。

私はKindle PaperwhiteとKindle Touchを所有していますが、米国Amazonで購入した書籍(洋書)はKindle Paperwhiteで読めますし、日本Amzaonで購入した洋書はKindle Touch側で読むこともできます。この便利さを考えると、アカウントの結合はぜひやるべきだと思っています。
Posted by とみやん at 2014年08月12日 17:23
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